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京都・・・行く
 「入場の閉門は4時半です!お急ぎくださーい!」

銀閣寺に向かって、ノロノロと坂を上っていた疲労気味の我らの耳に届く、係員の声。まるで呼び込みの人みたい。とりあえず、急いで入った。入ったら入ったで、さっきと同じ調子で

「5時には拝観終了ですので、急いでご覧くださーい!」

 せっかく渋い「侘び寂び」を見に来たのに。
 長年、同行動の「金閣の方がいい」多数意見に負けていた。やっとこそ、銀閣寺に来たというのに、人が沢山いるのはしょうがないとして、係員がぶち壊すぅ〜。
 余裕のある時刻にゆっくり来よう。それにしても、バス便数少ないよ。
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京都・・・行く
祇園で豪華に夕食を、などと大それた考えでふらつく。が、どこも敷居が高そうで、時間がたつにツレ、単に歩いているだけに。だからといって、祇園にはあるけど、それだけって感じの店にも入りたくないし・・・。

 あてどなく歩く私達の目に紫ののれんが飛び込んできた。店先をちょっと覗くとコースの料金表があった。おっ、8000円からよさそうなのがあるぞ。腹も減ったし、疲れたし、入っちゃおうよ。

 やべっ・・・、板さんが目の前のカウンターだぁ。ちょっと緊張するね・・・って、旦那さん、私達祇園に来るにしちゃ、ずいぶんとラフな格好だってことに今、気づいたよ。

 ま、美味しいから、恥ずかしいことは忘れられるや。門前払いされなかったし。
●店データ:不記載=もっといい店ありそうなので探しましょう。

京都
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京都・・・行く
苔寺の門戸のところで寺の人に「いらしゃいませ」と言われ、なんとなく「来るべきじゃなかったか?」と感じた。が!!それは気のせいだった。ムード満点さ。シシオドシの音、うぐいすの声もあり。

苔寺入場のためには、事前申し込みの上、写経必須。薄く印刷されている文字をなぞっていく形式の写経なので、安心。だけど、悪筆を再確認。筆は持参する。これが終わった人から庭園見学が許される(ズルをして早く退席する人もいた)。

 苔の見頃は雨が降って湿気のある6月らしい。それ以前でも、苔の新芽みたいなものが出ていて綺麗だった。

●西芳寺(=苔寺)Tel075-391-3631
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京都・・・行く
 アルカイックスマイルの仏像として美術の教科書で、広隆寺の弥勒像を見たとき、その“不敵な笑み”と“首のシワ”が気になってしょうがなかった。

 ホンモノを見た人の話を聞くと、「良かった」としか表現が出てこない。そりゃ、仏像評論されても困るが・・・。

 そんなこともあり、長い間気になっていた仏像をやっと肉眼で見られる!

 博物館のように仏像etc.が配置された太子殿に入って行くと、結構大きな仏像があって驚いた。さらにプラプラと見学していると、「・・・中央にお集まりください・・・」というような放送があったかと思うと、説明テープが響き、弥勒像がライトアップ!すごい演出。それ以外のときは一段落としたような照明になっている。

 感想:「良かった・・・」
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京都・・・行く
 一言、「美しい」。
 ゴールデンウィークに行ったので、文化財保護の理由で建物に入れなかった。外観を周囲の散策道からぐるりと見ただけだったが、さつきも建物も綺麗だった。
 門前(表参道)にある名物宇治茶入り手打ちうどん「孫左衛門」の茶うどんを食べて、参道途中「稲房安兼」の茶団子を食べて観光終了。両店とも美味しかった。
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